年少用 全30教材の中から「いろえらび」をご紹介します
「あそび」の概要
2分割(シャツとスカート)になっている「うさぎ」のカード6枚を、シャツとスカートが3匹とも色違いになるように『はめこみばん』に並べます。
次に、3分割(帽子とシャツとスカート)になっている「ぶた」のカード18枚を、帽子とシャツとスカートが6匹とも色違いになるように『はめこみばん』に並べます。
この教材のねらいは「あそび」を通して「知能因子に刺激を与える」ことにあります。
明るく楽しい雰囲気で、お子さまと一緒に遊ぶ気持ちで始めましょう。

やさしい課題で子どものやる気を引き出すのが導入です
導入の進め方
導入の活動は展開に向けての準備体操のようなものです。淡々と「あそび」の説明をするのではなく、お子さまのやる気を引き出す言葉がけを考えましょう。
「今日は、どんな遊びかな?」とお子さまの好奇心をそそり、「あっ!わかった!」「これ、できるよ!」とお子さまに自信を持たせ、「今度は、自分一人でやるよ!」とお子さまの意欲を高めてから展開に移ります。

少し難しい課題で自分で考える力を育むのが展開です
展開の進め方
幼児期における子どもの能力には大きな個人差があります。手指の動きが遅かったり、なかなか先へ進めなくなったりしても、あせらないでじっくり見守ることが大切です。
また、その日の体調や気分などもお子さまの活動に大きな影響を与えます。疲れていたり、眠かったりして気持ちが散漫になっている時には、途中でも打ち切って別の日に行いましょう。
「早くやりなさい!」とか「まだ出来ないの!」などと言わないひとりひとりの、それぞれの時期に、得手・不得手な分野があるのは当然のことです。大切なのは『早くやる』ことではなく『自分で考える』ことです。
「なぜ出来ないの!」とか「これ間違っているよ!」などと言わないようにしましょう。否定的な言葉がけはお子さまのやる気を失わせます。「これでもよいけれど、もっとぴったりのものはないかな?」とか、「もう一度考えてみようね。」とか、「何回やり直してもいいよ。」などとやさしく言葉がけしましょう。
お子さまに完璧な解答を期待しないでください。もしも全部の課題を難なく行えたとしたら、お子さまにとってその「あそび」は易し過ぎたのです。途中で考え込むような少し難しい課題を与えるようにしましょう。失敗や試行錯誤が『自分の力で一生懸命考える』習慣を育むのです。


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